今日の読了本 111・112

「揺れ惑いおり、妻逝きて」 池上敏也

揺れ惑いおり、妻逝きて

揺れ惑いおり、妻逝きて

感動的内容!夫婦愛!と思うべき作品なのかもしれないけど、なんかちょっと気持ち悪い居心地悪い感じ。
まずなぜ小説にしたのか?小説が趣味だから?乱歩賞最終候補に3度も残ったから(東野圭吾と争った)?
妻を亡くした男が書いた小説がないから?ウソが混ぜられるから??
東野圭吾に言及していることと言い筆名は高校の後輩の池上彰とは何の関係もないと(名字だけじゃん)わざわざ断るところといい
相当自意識の強い人らしいとはしがきを読んだだけで感じる。
良い夫理解ある夫献身的な夫と自認しているようだけど、うぅん。。この娘気の毒。
最後の和解(?)も取ってつけたよう。
“感動的な愛”の物語はどうも私には合わないようだ。


「呼び寄せ高齢者 孤立から共生へ」 伊藤シヅ子

呼び寄せ高齢者―孤立から共生へ

呼び寄せ高齢者―孤立から共生へ

親が年をとる。どちらかが亡くなって一人になる。いつ何があるか子どもとしては心配だから同居近居施設などで近くに来るように促す。
親の方も心細いから同意する。
でもそこで親の側が新たな自分の世界を持たないなら色々問題が起きるのよね。
子供側にだってもう出来てしまった世界があるわけだから。
というかもう“子供”じゃないわけだし。