今日の読了本 255

「母の遺産 新聞小説」 水村美苗

母の遺産―新聞小説

母の遺産―新聞小説

年老いてボロボロになりながらもなかなか死なない母。その母との子供の頃からの確執の果てにいまもそのわがままに振り回される娘。
多分に憎の方に傾く愛憎の歴史をたどりつつ母の死を迎えるまでが前半。後半は棚上げされていた夫との関係(愛人がいて離婚を企まれている)とその諸々から逃げるように滞在した箱根のホテルでの出来事を通じて離婚を決意するまで。
全体に重い内容ながら淡々とした書きっぷりで悲惨な気分にならずにすんだのはよかった。


さて本当は本なんて読んでる場合じゃないんですけどね。もう今年も僅かです。
私は今日から3日まで5連休なのですが子どもたちは帰ってこないし旦那も仕事だし(なんと元日が夜勤)
多分明日からばあちゃん(実母)がいそいそとやってくるくらいで普段どうりに過ごすはず。
お節も黒豆田作りなますは作るけど毎年買っていたいわゆるお節はもう今年は何も買わないことにしました。
日本の良き風習とか世界遺産の和食とかお・も・て・な・しとかそんなん知らない。