23冊目 「僕らに嘘がひとつだけ」 綾崎隼

 

一流棋士を父に持つ京介とシングルマザーと二人暮らしの千明

二人の天才少年が棋士を目指して奨励会を駆け上る様が

出生当時二人が取り違えられたかもという疑惑と共に展開していく

二転三転する結末はある程度予想出来たとはいえ誰かが嫌なやつにならなくて良かった

ただ千明の母親睦美さんの行動はやっぱり腑に落ちない

これを愛だというのかなぁ

22冊め 「いつまでも親がいる」 島田裕巳

 

タイトルから予想していたのとは違う話だった

長寿社会における親子関係について語られるかと思ったら宗教方面からのアプローチだったり

合一の喜びとか言われてもそれむしろやばいやつじゃないかと

やっぱりこういう方面は信田さよ子さんかなぁ

21冊目 「からさんの家 伽羅の章」 小路幸也

 

血縁とか関係性とかちょっと複雑な家族たちの

でもきわめて普通のいやでも全然普通じゃないかな?な生活

「まひろの章」もあるらしい

登場人物たちそれぞれの因縁というか前日譚が色々あるらしい雰囲気だけどそれも作品としてあるのか

それとも作者の頭の中にだけあるのか

20冊目 「やがて目覚めない朝が来る」 大島真寿美

 

 

離婚した母が娘の有加とともに頼った先は別れた夫の母の元だった

少女は元女優であった彼女が引退して彼女を大切にする人たちに囲まれて

暮らす中に包みこまれている

その穏やかな結界を少女の父親が厭うた気持ちも分かるような気もする

 

19冊目 「みつばの泉ちゃん」 小野寺史宜

 

思ったことがまっすぐ口にも行動にも出てしまう

そんな真っ直ぐな片岡泉を

おばあちゃんと二人で暮らした小3から20年その時々に側にいた人たちがが語る

でもこういう人が苦手な人間もいると思うんだよな

 

 

18冊目 「菜の花食堂のさやかな事件簿」 碧野圭

 

温かく優しく鋭い先生とその周りの人たち

日常の謎系ではあるけれどホッとするストーリー