青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ)
知性というのは結局自分の中にどれだけ深く潜り込めるかということなのかも。
深海で一人(?)思考を続けるコンピュータの行き着く先は?
そしてなんだかラブコメだなぁ。。。
ばけもの好む中将と親しく付き合い連れ回される宗孝はその11人の個性的な姉たちにも振り回される。
今回は帝の寵愛を受け懐妊した八の姉に対抗心を抱く九の姉の思い切った行動に右往左往する。結局この心根の優しさが愛されそしてトラブルを引き寄せるのだよな。
右大臣何を考えている?
類似のタイトルを何度か目にしているなぁ?と調べてみたら哲学界の言葉だった。
未来を予言するのではなくその時代の精神を後から見えるように提示する。
解説されてもスッキリとはわからないのだけれど(笑)。
村上春樹は今起こっていることを生の形で小説の中に使うことはしないと語る。
ただその出来事を一度自分の中に通過させてそれが小説の中に(そうとはわかりにくい形で)現れてくることはあると。
川上未映子の一生懸命さと(村上春樹が大好きなんだろうな)村上春樹の真摯さといい加減さと余裕が好対照なインタビューでした。
狭いベランダだから大したものは作れない。ハーブの類と二十日大根を播いてみたら
なかなか立派に育った。
ピクルス(漬物?)にしてみる。
葉っぱも塩漬けにして。
菜飯に。
昭和初期の女学生の手記という体裁の古本に挟まれた“読んではいけない”のメモ。
それを読んだ兄が失踪したと言って怪奇雑誌の編集部に持ち込む妹。
調査を依頼されたフリーライターと相棒のカメラマン。
登場人物すべてが胡散臭く一癖も二癖もある。
調査が進みえっ?!という事実が明らかになりさらなるどんでん返しが用意されているけれど、そこはちょっとどうなんだろう?
圧倒的な絵の才能を持つが生活能力ゼロでコミュニケーションに難のある美少女と人並み以上だけれど平凡な才能しか持ち合わせていない画廊の息子。
恋心と才能への畏怖と嫉妬心。
明らかに女王様と下僕パターンだけど高飛車なわがまま姫でなくてよかった、むしろ幼気ない。
それにしても千坂桜、緑川くんに出会うまで生きてこれたのが不思議だ。
そして風戸くんいてくれてありがとう。