名前だけが伝わってその内容は失われてしまった散佚文学「あさとほ」
関わった研究者が失踪したり自死したりする
子供の頃に双子の妹が突然消えたのにまるで初めから存在していなかったかのような経験をした大学生夏日
卒論の指導教官が失踪したことからあさとほを調べ始める
ミステリ?ホラー?ダークファンタジー?タイムパラドクスの変化球?
読み進むうちにどんどん印象が変わっていく
今週のお題「かける」
かけると言われて真っ先に思いつくのは矢吹駆(やぶきかける)
笠井潔の作品中の名探偵
とは言え実は笠井潔は全く読んでいない
「哲学者の密室」に挑んであえなく挫折した経験がある
有名どころで読んでいないのかなりある
ちょっとした泣き所でもありまぁ読みたくないものは仕方ないとも思う