121冊目 「山海記」 佐伯一麦

 

山海記

山海記

 

十津川に向かう長距離路線バスの道中に見られる2011年の土砂災害の傷跡

明治期の災害やその後の住民の北海道への移住、幕末の天誅組事件や自身の体調や友人の死様々なことに思いを馳せながらバスは山道を走り抜ける。

いつもの著者の日常ではなくて歴史的な事件への洞察も多くやや難しさを感じた。