122冊め 「頂点への道」 錦織圭/秋山英宏

 

頂点への道

頂点への道

 

 プロテニスプレイヤーというのは過酷な職業だ。

毎週のように世界中を転戦して獲得ポイントでランキングされていく。

強くなって試合を勝ち進むほど休んだり調整したりする時間がなくなっていく。

疲労や怪我とも常に戦わなくてはならない。

以前新聞なんかで結果だけを見ていた時は「どうしてこんないいチャンスの時に棄権なんかするんだろう?」とか「ランキングがものすごく下の人に負けちゃったりするんだろう?」と不思議に思ったりしてたんだけどね。

決勝まで5試合フルセットで戦って1,2日後からまた試合っていう日々を続けるのは容易なことではないだろう。

もちろんいつもいつもそんな日程というばかりでもないのだけれど

今やベスト4の一角に食い込みつつある錦織圭のここ5年間のブログとずっと取材を続けているというスポーツライター

コラムとインタビューで構成。