今日の読了本 101

「春の庭」 柴崎友香

春の庭

春の庭

芥川賞作品ですね。読みやすいけれどこれ!っていうところがない。
淡々とした人々、淡々とした展開。
そこがこの人の良さでもあるわけなんだけれども。
取り壊し寸前の古いアパートに暮らす男一人女二人。
古い写真集にあった家に執着する女。女の執着に引っ張られるでもなく共感するでもなく傍観する男。
更にその二人の外側にいるもう一人の女。
焦点はどこにある?