今日の読了本 79

「森の家」 千早茜

森の家

森の家

男とその息子と男の恋人。微妙なバランスでの暮らしが男が出て行くことで崩れる。
3人それぞれが語り手となる1章ずつでできているが、最期の男が語る章は
それまで2人に語られてきた男のイメージを覆すものだ。
だいたいこの作品自体がこれまでの千早氏の作品に比べて生々しいというかみなが足掻いている。