休日

何の予定もなく一人で過ごす休日はありそうでなかなかない。
そんな日にそこそこ面白い本が手元にあったら、とても嬉しい。
50歳を過ぎてぼちぼち老いの景色を眺めている私です。
世間では高齢者こそ”好奇心を持って外に出て積極的に人と交わる”ことが推奨されているようですが
家で一人で本を読んでいることが無上に楽しい私なんかは果たして朽ちていくばかりなのでしょうか?

朝、今のところはまだ一緒にいてくれる家族を送り出してやるべき最低限の家事をやっつけてから
ふと顔を上げれば夕方の気配。
一人だったらポテチとコーヒーでお腹を満たしてしまいかねない自分。

二十歳前、学生時代の将来の夢は「一生本を読んでいたい」でした。

今日の読了本 13

桜の咲かない季節」 伊岡瞬

桜の咲かない季節

桜の咲かない季節

悪いことばかり占ってしまう美人占い師と幼馴染で彼女を守りたいと思っているフリーカメラマン。
占い師桜子を陰に日向に助けようと謎を解いたり画策したり乾耕太郎は忙しい。

今日の読了本 14

「裏閻魔 2」 中村ふみ

裏閻魔2 (ゴールデン・エレファント賞シリーズ)

裏閻魔2 (ゴールデン・エレファント賞シリーズ)

終戦後10年ほどを舞台に死なず老いずの閻魔と夜叉、閻魔と縁のできた善哉。
あまりに登場人物の縁が交錯しているのも、また鬼が呼んだというのならばそれもまた受け入れましょう。
庇護者信正を亡くしてその後継者にして養女の惠子との関係も変わらざるをえない。
3で完結を迎えるようですが失い続ける閻魔はどのような最期を迎えるのでしょうか?