143冊目 「少女を埋める」 桜庭一樹

 

自伝的小説とか私小説と呼ばれるものにすべて本当のことが書かれているとは思わないけど

例えばこの「少女を埋める」を読めばお父さんがなくなったのか、お母さんとはあまりしっくりいっていなかったんだな

くらいは思うはず。

身の回りの人を書くことは彼らを傷つける可能性があることは過去にも例が多い。

とはいえこの「キメラ」の騒動はそことはちょっと違う場所で起きているんだろうな

「少女を埋める」だけで良かったような気もするけどよく戦ったなとも思う