今日の読了本 151

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 村上春樹
多崎つくるという一人の青年の美しく調和のとれた楽園からの追放とゆるやかな自己回復の物語。
村上氏にしてはささやかとも言える長さですが回収されないまま(回収する気もないまま)のエピソードやら最後も希望を含みつつも決着を見ないままであったり
相変わらずな展開ですが心優しい物語と言えましょう。
灰田くんのエピソードがもう少し読みたかったな。