今日の読了本 123

「リカーシブル」 米澤穂信

リカーシブル

リカーシブル

明確な説明なしに話は始まりますが訳ありな家族であることはすぐに分かります。
訳を抱えたよそ者が地方都市で大過なく生き延びていこうとする手探りな感じがこれでもかって描写されてちょっと気が滅入ったりするわけです。
古典部や小市民とは別の流れの米澤さんですね。
ラストちょい手前のリンカの言葉にリンカサイドの裏ストーリーがあるんじゃないかと勘ぐってみたり。。