- 作者: 河治和香
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/08/27
- メディア: 文庫
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のろけるわけではないですが心中密かに旦那より先に逝きたいと思っています。
精神的にも実務的にも旦那に依存している部分が大きくて一人で生きていくのは本当に大変そう。
夫婦というのはひとつのユニットだからどれだけ自立を心がけていても役割分担というのはできてきてしまう。
家庭内でどちらか一人ができていればそれで回っていくから。
なのでその片方が欠けるということは大きな危機なのだよなぁ
50を前にして夫を亡くした著者。子供もなくその後の実務雑務を一人で切り回していかなくてはいけない。
そしてその後にやってくる深い喪失感。
それでもこの人にはまだ編集者とか(作家さんなのです)友人のサポートがあったのと
旦那さんが死を意識してからかなり根回しをしていたからまだ良かったもののそれでも大変なことです。