154冊目 「追想五断章」 米澤穂信

 

経済的な事情で大学を休学して伯父の古本屋に居候している青年が高額報酬につられて依頼人の父親の残した小説を探す

商業ルートには乗っていないその小説はすべてリドルストーリーで結末の一文だけが依頼主に残されていた

何度目かの再読なので大筋は覚えていたけど随所で何度もハッとさせられる

登場人物全員が屈託を抱えていて淀んでいるのに読後が悪くないのは

流石に米澤さん