103冊目 「朝と夕の犯罪」 降田天

 

 

虐待とかネグレクトとかが根底に流れているお話。

車で放浪する父と二人の幼い息子。父親の死でばらばらになった二人が10数年後再会して狂言誘拐に巻き込まれる第一部

第二部では未就学の子供二人が置き去りにされて妹は死亡。母親が逮捕されるが彼女はかつての誘拐の当事者だった

真相が2重底3重底になっていて次々謎が明かされていくんだけど題材が題材だけにあまり爽快感がない。

あとこのおまわりさんあまり好きなキャラじゃない。

火村が同じ謎の解き方をしたらもうちょっとスカッと感じるのかな?