73冊目 「忌名の如き贄るもの」 三津田信三

 

タイトルからも分かる通り刀城言耶シリーズ。

因習の田舎町で起こる儀式のさなかに起こる殺人。

いつものことなんだけど難読の人名や地名が覚えられなくてそのたびに立ち止まる。その人名地名が怪しさを増幅しているのもわかるんだけどね。

章が代わるごとにルビを振ってくれているのにすぐ忘れる自分が悲しい。

刀城言耶の解決編がいつも程行きつ戻りつしなかったのはもう一つ後の解決があるからなのか?

私の苦手な偲さんが最初にちょっと出てきただけだったのは助かった。代わりに今回は烏さんの回かと思ったら彼も最初だけで本当に良かった。