71冊目 「海獣学者、クジラを解剖する。」 田島木綿子

 

ニュースなどで時々見かけるクジラやイルカが海岸に漂着することをストランディングと言うそうだ。

年間300件ほどの海獣類が漂着し連絡があれば全国どこへでも解剖道具を持って出かけていく。

巨大な故研究室の運び込んでという訳にもいかず海岸やその近辺で腐敗徒競走して解剖研究が行われる。

体力勝負であり緻密さも求められる大変な仕事だが愛がある。