134冊め 「類」 朝井まかて

 

森鴎外の不肖の息子森類。彼のなにかに一途になることのできない人生。

のんびり楽しく暮らしたいって奥さん苦労するよな。それなのに再婚までできて案外幸せそうな老後で、こんなふうに生きていけるものなんだなぁと。

誰が支えたのか?魅力があったのか?森類という人の輪郭が結局曖昧なままだった。