119冊目 「胃弱・癇癪・夏目漱石」 山崎光夫

 

胃弱・癇癪・夏目漱石 持病で読み解く文士の生涯 (講談社選書メチエ)

胃弱・癇癪・夏目漱石 持病で読み解く文士の生涯 (講談社選書メチエ)

 

昔病跡学というのがあって今もあるのかな?病気が作品に与えた影響の痕跡を探るみたいな。

漱石という人は様々な病気を患っていたようだけど代表的なのは死病となった胃潰瘍と神経衰弱、これは今の目で見たらパワハラ夫DV夫と言える凄まじさ。時代とはいえよく耐えたなぁ鏡子夫人。

病気と医者との関係でたどる漱石の生涯といった感じ。

この著者の方やたら漢方推しです。