82冊目 「真昼なのに昏い部屋」 江國香織

 

真昼なのに昏い部屋 (講談社文庫)

真昼なのに昏い部屋 (講談社文庫)

 

 登場人物に共感しづらい江國作品の中でも呆れた感は随一。

みんな一様に子供っぽい(動くにしろ動かないにしろ)もうちょっと考えようよ。

江國作品に全般に言えるけど“夫”の扱いの悪さはここでは致命的なくらい。

それでも最後に向けてちょっと鋭くなったかと思ったんだけど結局こういう結末。

文章が噛んで含めるような子供向けお話風なのも違和感の要因かも。

 

 

K.Kさん(88歳)のこと

預かっている郵便局の通帳を記帳していてふと気づいた。

ガス料金が引き落とされていない。

なぜ?なにかトラブルがあった?でもガスが止まったという話は聞いてない。

家に行ったついでにガスの検針票を探すと電力会社から電気ガス合算でお知らせが来ていた。

いつから?今年に入ってから?

更に探すとガス契約のご案内なんていうのも出てきた。日付は10月。

たしかにうちにもよく電話がかかってくる。うちにかかってくるのは光屋さん。

でも契約したってことは直接来た?戸別訪問するの?

玄関は絶対開けないっていつも自信満々に言ってるのに!

もちろん本人に記憶はなし。怖いよぉ。。。

とりあえず今回は特に被害があるわけじゃないけど知らない間に契約とかってちょっとゾッとする。