124冊め 「単独行者」 谷甲州

 

 昭和初期の伝説の登山家加藤文太郎の生涯

当然インタビューなどできるわけもなくノンフィクションではなくモデル小説ということになるのだろうけれど

加藤の行動や思考に作者の想像が入っているだろうこと特に超常的な体験をするシーンや死の直前の彷徨は完全な小説なら気にならないんだろうけれど。

色々矛盾を抱えた人であり魅力的であったのだろうけれど平地に足をつけている者には理解しきれない人物であった気がする。

孤高の人」も読んでみるかな?