74冊め 「遠い唇」 北村薫

 

遠い唇

遠い唇

 

 日常の謎系短編集。

日常と言ったって普通こんなふうな謎はそこら辺には転がっていないよな。

学生時代憧れた先輩から送られた暗号。

無くなる前に夫が残した俳句。

お風呂場に残るボディソープの香り。などなど

巫弓彦と姫宮あゆみの後日譚も。

作家というものは登場人物のその後もイメージしているものなのかな?