今日の読了本 106

AMAZONで変なもの売ってる」 谷山浩子

”ねこのっもり〜にぃはかえれない”と懐かしさに読んでみたけれど、タイトルから想像したのとは全く違った。
いや、私の想像の方が間違っていたのですよ、もちろん。
”おはようございますぅのぉ、ぼうしやっさん”っとやっぱり谷山浩子はファンタジックな人だったのでした。

年寄りの冷や水とは言わないが。。。

骨折入院以来ほとんど一人で出歩くことのなくなった母にこのところお出かけの誘いが続いている。
バスだの地下鉄だのに乗って出かけていくのは入院前ももうめっきり少なくなっていたから
短期記憶はもちろんのこと段取り力といったようなものもめっきり衰えて見える今日このごろ、大変に危ぶまれるのである。
ところが本人はというと「私は大丈夫」という無根拠としか思えない自信と何とかなるでしょうという生来の楽天主義でなんにも気にしていない。
案の定1回めのお出かけの時は出掛けにワタワタになって私が送って行った。

私の方にも都合というものがあるから双方に支障のなさそうな方法を提案したのだけれど先日の失敗さえも忘れてしまっているのか
はたまた本人には失敗とは認識されていないのか、こちらの手を変え品を変えの説得もスルー。
いや、シカトされるとさすがに腹が立つわ。
よく本人の気持ちを第一にとか言うけれどこっちだって人間で感情だってあるんだよ。
というわけでこの件からは私は離脱。できると言うんだからできるんでしょうよ。
もうこれ以上はどうしようもない。
あれで外から見れば可愛いおばあちゃんだもんなぁ。。。
娘が「おばぁちゃんかわいい。。」というたびに密かにため息をつく私。