望まれることとできること

昨日読んだ伊藤比呂美にはいろいろ考えさせられた。
海外からの遠距離介護なんていう選択をよくもまぁ選んだものだと。
家庭とか仕事とか自分が一人娘だとかいろんな事情があったのだろうけれど。

買い物のがあれば連れて行く、電球が切れれば取り替える、役所に申請書類があれば代わって作る。
晩のおかずを一二品作って届けに行く。
「えらいね」とか「親切だね」とか言われるけどそんのことはなんでもない。
むこうも感謝はするけれどそれだけじゃ満たされていないことも伝わってくる。
食料の買い出しなんて毎回行くほどのこともない(そんなに食べないしだいたい作らない)イオンだってそうしょっちゅう行く用もない(最近は服だって買わない)
「今日は遊んでくれないの?」って言われると休みの朝からげっそり。ゾッとする。
一緒にテレビを見るとか隣りに座ってぼつぼつと話をするとか何するでもなくだらだら過ごすとかそういうのほんとに苦手。
でもそれが出来ない罪悪感に私はいつも打ちのめされている。