今日の読了本 166

「熊出没注意」南木佳士

熊出没注意―南木佳士自選短篇小説集

熊出没注意―南木佳士自選短篇小説集

作家生活30周年を記念して出版された自薦短篇集。
私が南木佳士の作品を読み始めたのは「阿弥陀堂だより」の頃からで
作品を遡ることはほとんどしなかったから収録作の3分の1くらいは
初読だった(のではないかと思う。確信はない)
心を病んでこういう作風になったのではなく元々その資質の中に自分を問い詰めていってしまう危うい部分があったのでしょうね。
こうして作家本人が選んだ作品が並んでいると、元の作品集よりも
目が詰まった感じがしてちょっと息苦しくなります