今日の読了本 31

摂食障害病棟」 大谷純
その分野の専門家がその専門知識を生かして小説を書こうと試みるというのはよくあることです
乱歩賞にはその手の受賞作が定期的に上がってきます。
ただ時としてそれは専門知識を羅列するだけで小説とは言いがたいものになっていたりもします。
この本も「小説」といえるのかなぁ。。
作者が蓄えてきた症例の紹介とも言えるかもしれない。
そのあたりはなかなか楽しく読みましたが
登場人物の会話として繰り広げられる摂食障害精神分析はたまた宗教への言及は少々難しかったです。