今日の読了本 16

「なずな」 堀江敏幸

なずな

なずな

この人の作品はいくつか読んでいますが、今までのより明るく力を感じます。
よんどころない事情に依って生後1,2ヶ月の姪を預っている40なかばの独身男性が
息を詰めるように彼女を見つめ世話をしていく様子が(子育て経験者の女には)少々息苦しいながら
外に向かって開いている感じもあってその辺がちょっとした違いかと感じます。