143冊目 「夜行堂奇譚 弐」 嗣人

夜行堂奇譚 弐 作者:嗣人 産業編集センター Amazon 隻腕の見鬼千早と対怪異の地方公務員大野木コンビ第2弾 二人と夜行堂店主の他にも壱にも出てきた怪しい面々のエピソードもあり時代も新旧取り混ぜて楽しめた

142冊め 「証し」 最相葉月

証し 日本のキリスト者 作者:最相 葉月 KADOKAWA Amazon まあとにかく分厚い そして内容が人様々ではありながらつまるところいかに神を信じるに至ったかであり またその過程はあまり言語化されない部分が多いような感じで 正直読み進むのに少々難儀した 信じ…

あの人について

もう記憶も朧だしその頃のブログ mixiに今はもうログインできないので 定かではないのだけれどチケットホルダーを探したら2010年3月27日に「ルックスだけで引っぱって」に行ったのがおそらく初ライブ スタレビ三昧だった日々にKANの存在がライブに…

141冊目 「呪いと殺しは飯のタネ」 烏丸尚奇

呪いと殺しは飯のタネ 伝記作家・烏丸尚奇の調査録 (宝島社文庫) 作者:烏丸尚奇 宝島社 Amazon 文章力はあるのにアイデアがない作家が生き残りをかけて火花が飛び散るような刺激に飛び込んでいくと そこにあったのは狂気とサイコパス 謎を解くというよりは眼…

ブギウギワンダーレビュー@伊勢

昨日はスタレビライブを見にシンフォニアテクノロジー響ホールに行ってきた 11月11日は柿ベースの沼さんの誕生日 見切れてる青いスーツが柿沼さん 誕生日だからと大好きだという曲の出だし一節を歌うようにと要さんからの無茶振り お客さん大喜び ステー…

140冊目 「答えは市役所3階に」 辻堂ゆめ

答えは市役所3階に 2020心の相談室 作者:辻堂 ゆめ 光文社 Amazon コロナ下に市役所の三階に新設された心の相談室 悩める相談者にカウンセラーが寄り添い幕間に相談者が隠していた謎が読み解かれる 手作りのお守りを通してくるりと一周りする構成も面白…

139冊目 「君が見たのは誰の夢?」 森博嗣

君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See? WWシリーズ (講談社タイガ) 作者:森博嗣 講談社 Amazon ふぅんなるほどねそう来るのかニヤニヤ という展開と 共通思考って何よ?集合的無意識とか(よく知らんけど)エヴァンゲリオン…

138冊目 「先生、ヒキガエルが目移りしてダンゴムシを食べられません!」 小林朋道

先生、ヒキガエルが目移りしてダンゴムシを食べられません! 作者:小林朋道 築地書館 Amazon このシリーズも17冊目相変わらずの面白さだけど 先生ちょっと俗事に疲れているようにも感じられる それでも生き物と触れ合って元気を取り戻している 亡くなった…

137冊目 「好きになってしまいました」 三浦しをん

好きになってしまいました。 作者:三浦しをん 大和書房 Amazon 三浦しをんは面白いよなぁ〜とぼーっとしながら読む 好きなことに一生懸命なんだよな 面白おかしく書いてるけど ちょっと自虐が過ぎるところもあるけれどそれもまた愛嬌 BUCK-TICKのライブには…

136冊目 「よって件のごとし」 宮部みゆき

よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続 作者:宮部 みゆき KADOKAWA Amazon 姉のために呪いを飲み込んだ少年や見知らぬ人のためにゾンビが跋扈する世界へ赴いた人たちの話 三島屋の百物語も暫しお休みになるらしく 次の巻は一気におちかに子が生まれて百物…

135冊目 「屋根裏に誰かいるんですよ。」 春日武彦

屋根裏に誰かいるんですよ。 都市伝説の精神病理 (河出文庫) 作者:春日武彦 河出書房新社 Amazon 屋根裏に誰かいるとくればレビー小体型認知症と来そうなものだけど 認知症ではなく痴呆と書かれているからまだそういう時代だったのかな? 病んだ心が見せる妄…

和田誠展

今日は仕事終わって午後から刈谷市美術館へ和田誠展を見に行ってきた 星新一の挿絵とか三谷幸喜のイラストとかを思い浮かべがちだけど むちゃくちゃ上手くて多彩 見てたけど和田誠とは気づかずにいたものもあった 館内写真撮影可 情報量が多すぎて目も頭も追…

134冊目 「無人島のふたり」 山本文緒

無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記― 作者:山本文緒 新潮社 Amazon 58歳で膵臓がんで亡くなった作家が最後まで書き綴った日記 愛読者でもないのに読むのは悪趣味かとちょっと思ったのだけれど 突然の余命宣告(4ヶ月)ついこの間までこの先の予定…

133冊目 「地羊鬼の孤独」 大島清昭

地羊鬼の孤独 作者:大島 清昭 光文社 Amazon 棺に収められて発見された猟奇的な死体 10年前の女児連続誘拐殺人事件 ささやかれる都市伝説 オカルトに強い女性刑事(とそのブレイン)と新米刑事のコンビが謎に挑むが ロジックでもあり最後はオカルトでもあり

132冊目 「バイオスフィア不動産」 周堂蓮

バイオスフィア不動産 (ハヤカワ文庫JA) 作者:周藤 蓮 早川書房 Amazon 全てがその内部で完結して外に出る必要がないバイオスフィアⅢ型建築にほとんどの人類が入ってしまった世界で クレーム対応する社員アレイと体の殆どの部分を機械に置き換えたサイボーグ…

131冊目 「天国からの宅配便」 柊サナカ

天国からの宅配便 作者:柊サナカ 双葉社 Amazon 亡くなった人から託された遺品を届けるサービス天国宅配便 言えなかった言葉届かなかった思い託されたメッセージから受け取るものは? いい話だけどなんで自分の人生を否定し続けた人を裏に隠された思いとか産…

130冊目 「鬼の話を聞かせてください」 木江恭

鬼の話を聞かせてください 作者:木江恭 双葉社 Amazon ネットで募集された鬼の話 取材に行った雑誌記者の代役写真家が論理的にありえたかもしれない(不都合な)真実を語り不穏な空気が流れる

129冊目 「超怖い話 亥」 加藤一

「超」怖い話 亥 「超」怖い話干支シリーズ (竹書房怪談文庫) 竹書房 Amazon 超怖い話シリーズとして何冊も出ているので人気シリーズなんだろうな ただそんなに怖くはない 程よく楽しめるくらい

128冊目 「おやじはニーチェ」 高橋秀実

おやじはニーチェ―認知症の父と過ごした436日― 作者:高橋秀実 新潮社 Amazon 妻に先立たたれ認知症の症状が顕著になった父 噛み合わない父と息子の会話や問題行動を数々の哲学から解きほぐしているはずなんだけど ここがね難しいというか全然わからない …

127冊目 「葬式は、要らない」 島田裕巳

葬式は、要らない (幻冬舎新書) 作者:島田 裕巳 幻冬舎 Amazon 親の死を現実的に感じ始めたら自分たちの死も気になり始める 通夜も告別式も何なら墓も特に必要ないと思うけど実際のところはどこかで折り合いをつけなくてはいけない 特に遺骨はどっかに収めな…

126冊目 「さよならの夜食カフェ」 古内一絵

さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい (単行本) 作者:古内 一絵 中央公論新社 Amazon さよなら おしまい の言葉に不安を感じながら読了 一安心 今までの登場人物たち(メインだった人も脇の人も)も再び登場したり前日譚的な人も出てきたり 続編は…

125冊目 「花に埋もれる」 彩瀬まる

花に埋もれる 作者:彩瀬まる 新潮社 Amazon 不思議な感覚不思議な世界をすごくきれいに描いている ソファ パンプス 体から出てくる石(結石じゃないのよ)体に根付く植物 ハクモクレンになってしまうパートナー 妖しいのに美しい 髪を切った 長年行っていた…

124冊目 「カヨと私」 内澤旬子

カヨと私 作者:内澤旬子 本の雑誌社 Amazon まるで詩か童話のような文章だと思ったらまさにそのような「プラテーロと私」という絵本に触発されたものらしい 小豆島で一頭のヤギ カヨを飼い始めたことから始まるヤギとの共生生活 カヨと心を通わせるというよ…

123冊目 「老活のすすめ」 坂東眞理子

老活のすすめ 作者:坂東眞理子 飛鳥新社 Amazon ベストセラー本を出している人だからもちろん名前は知っていたけどこの手の人の話って今ひとつそそられないというか何も知らないのに失礼な話なんだけど ダンナが葬儀関連から手を広げて終活にまで関心を寄せ…

122冊目 「きまぐれな夜食カフェ」 古内一絵

きまぐれな夜食カフェ - マカン・マラン みたび (単行本) 作者:古内 一絵 中央公論新社 Amazon 店主シャールの聡明で温かな優しさ そして彼(彼女?)の中にもある深い傷がより一層優しさに強さを与えている ようやく秋 朝夕ようやく涼しくなって夜中つけて…

121冊目 「脳研究者育つ娘の脳に驚く」 池谷裕二

脳研究者育つ娘の脳に驚く (扶桑社BOOKS) 作者:池谷 裕二 扶桑社 Amazon 頭のいい人は子育てもひと味違うな 専門の脳研究の観点からお嬢さんの行動を紐解くとともに遅くに授かった子供への深い愛情を感じる

120冊目 「家族終了」 酒井順子

家族終了 (集英社文庫) 作者:酒井順子 集英社 Amazon 酒井順子とかジェーン・スーもだけど世代的なものなのか第一線でバリバリ活躍してきた人だからかなんかちょっと違うんだよな感があったのだけれど この本は納得度が高かった 日本の家族ってどうなってい…

119冊目 「夢の中の魚屋の地図」 井上荒野

夢のなかの魚屋の地図 (集英社文庫) 作者:井上 荒野 集英社 Amazon 日常を語っているのだけれどどこか奇妙 小説家の父親とその妻である母 ちょっと変わった家族模様

118冊目 「赤と青とエスキース」 青山美智子

赤と青とエスキース 作者:青山 美智子 PHP研究所 Amazon 若き無名画家によって描かれた一枚の肖像画 その絵に係る30年に渡る愛の物語 エピローグを読んでまた読み返しちゃったよ

117冊目 「遺品博物館」 太田忠司

遺品博物館 (創元推理文庫) 作者:太田忠司 東京創元社 Amazon その人の物語を宿す遺品を収蔵する遺品博物館 学芸員の吉田・T・吉夫が収蔵品の選定に訪れ秘められた謎を解き明かしていく