3冊め 「f植物園の巣穴」 梨木香歩

 

f植物園の巣穴 (朝日文庫)

f植物園の巣穴 (朝日文庫)

  • 作者:梨木 香歩
  • 発売日: 2012/06/07
  • メディア: 文庫
 

前にも読んでいるのだけれどその時はそれほど良いとは思えなかった。

今回読み返してみて細かい部分(でも大切な部分)をすっかり忘れていて驚いた。むしろ初読のときは気づいていなかったのか?

ちょっと村上春樹を思わせるような喪失と再生の物語。

主人公の植物園園丁の男が地下世界をめぐることによって記憶と更に大切なものを取り戻していく。

 

暴動は不要不急ですか?

昨日も寒かったけど今日は一段と冷え込む。

とはいえこのあたりは日本海側みたいにとんでもない雪とかないからぼやいては申し訳ないけど。

とんでもないといえばアメリカがとんでもないらしい。大統領選もうとっくに終わってると思っていたよ。

そんなにトランプを信じているのか?ただ暴れたいだけなのか?

でコロナもとんでもなくてついに非常事態宣言。でもあれは良くてこれはだめでここで線引いて禁止はしないけどやったら世間から非難されるよ。的なよくわからない基準。

KANちゃんの東京2公演は延期。スタレビは初日宇都宮やるらしい。

 

 

 

2冊め 「沖縄オバァの小さな偽証」 友井羊

 

沖縄オバァの小さな偽証~さえこ照ラス~

沖縄オバァの小さな偽証~さえこ照ラス~

 

 阿礼沙英子は東京の大手弁護士事務所のホープだったが訳あって沖縄の法テラスで働いている。

見習い事務員兼沖縄方言通訳の大城は年寄と子供に好かれるのんびり屋。

大城が仕入れてくるヒントから沙英子が謎を解きほぐして依頼人の利益に沿うように解決していく。

 

2020年ベスト

昨年読んだ本の中から印象深い本を選んでみました。

番号は振ってありますが順位ではありません。

 

1「悲素」 帚木蓬生

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2「エスケープ・トレイン」 熊谷達也

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3「エスケープ」 佐藤喬

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4「シンデレラのネズミ」「アリスのうさぎ」「グレーテルの白い小鳥」 斉藤洋

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5「おっかなの晩」「月虹の夜市」 折口喜久子

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6「駒音高く」 佐川光晴

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7「さいはての家」 彩瀬まる

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8「キリン解剖記」 郡司芽久

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9「フットボール風土記」 宇都宮徹壱

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10「師弟」 野澤亘伸

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シリーズ物があったので冊数多めになってしまった。

今年はじめて読んだ彩瀬まるはまだ未読が多々あるので今年も読んでいきたい。折口真喜子は単著は出ていないのかな?蕪村物も良かったのでそちらの続きも期待したい。

全体にノンフィクション(的なもの)が多めになってしまった。小説も含めてわたし自転車と将棋が好きらしい。どっちも自分ではやらないけど。

 

 

 

1冊目 「フィフティーピープル」 チョン・セラン

初韓国文学。元々翻訳物はまるで読んでいないのだけれど。

とある病院とその病院がある街を舞台にいろいろな人の短いストーリーが続いていく。

それぞれの章に他の登場人物が現れて名前が覚えられないから何度もページを捲り直しては探した。

悲しい出来事悲惨な状況もあるけれどふんわりとハッピーな話もあってそれぞれ短いから一つの気分に引きづられることなく読み進められた。

 

あけましておめでとうございます

雪はその後降り続かなかったらしく今朝は日差しのある一見穏やかそうな元旦を迎えた。

新規感染者がどんどん増えて正念場の三が日?だっけ?とにかく出歩くなと新聞にもネットにも書いてあるけどゆく年くる年見ていても結構な人出の初詣。

緊急事態宣言出ちゃうのかな?スタレビもKANちゃんもツアーがやっと始まるのにどうなるんかなぁ?

先の読めない日々だけどその時その時の状況に合わせて暮らしていくしかないね。まぁ今までもそうだったしこれからもそうなんだろう。

みんながちょっとずつ良いようになっていけば良いね。

 

172冊め 「師弟」 野澤亘伸

 

師弟 棋士たち魂の伝承

師弟 棋士たち魂の伝承

  • 作者:野澤亘伸
  • 発売日: 2018/06/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

棋士になるためには現役棋士の弟子にならなくてはならない。

自身の対局や将棋の研究で忙しい中奨励会で戦う弟子たちの戦績やときに生活まで気にかけていくのは大変なことだ。

昔のように内弟子にしたりはないしもっとドライな関係の師弟もいるのだろうけれどここに出てくるのは師弟はしっかりと結ばれている。

藤井聡太ばかりが注目されているけれど気になる棋士は色々いるんだよな

将棋、駒の進め方すら覚束ないけど。

 

 

昼過ぎくらいから降ったりやんだりだったのがさっきから相当本気で降り出してる。

明日の朝は積もってそうだなぁ。

 

なんだか色々大変だった一年ですが私自身はライブがなくなったこと以外は仕事も生活もあまり変わっていない感じです。

もちろんうがい手洗いだマスクだといった変化はありますが。

うちは夫婦してエッセンシャルワーカーなるものらしいので働き方も変わりようがなかったしなぁ。

にしてもこの単語最初に聞いたときは何かと思ったよ。シャンプー?(笑)

 

なにはともあれ健康にも経済的にも大きく困ることなく過ごせました。それだけで良しな一年。

 

来年は良い年になりますように。

皆様のご健康をお祈りいたします。

 

171冊目 「シークレット」 綾辻行人

 

シークレット 綾辻行人ミステリ対談集in京都

シークレット 綾辻行人ミステリ対談集in京都

  • 作者:綾辻行人
  • 発売日: 2020/09/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

若き後輩作家たちとの対談集。

みんな綾辻先生が大好きで畏敬のあまり緊張MAXだったらしい。

綾辻行人って面倒見が良いんだなぁ。賞の選考委員も色々やっているみたいだし。

 

一番ビックリだったのは織守きょうやが女性だったこと。

Twitter見てると食べ物の話よく書いてるし言い回しもそう思ってみると女性っぽいんだけど

名前に引きずられてかぽっちゃり目の優しげなお兄さんをイメージしていた。

 

仕事納めとお正月の準備

今年はカレンダーの都合で今日まで出勤。

家の中のことは全然はかどっておりません。

それでも年賀状は出したしお節というか常備菜的なものを幾品かは作った。

かまぼこ伊達巻卵巻き昆布巻きは生協で小さなのを買ったし黒豆が今ストーブの上で煮えている。

明日は田作りを作ろう。

一夜飾りは良くないから鏡餅も出したししめ飾りも出したし、上等じゃない??

 

 

 

 

170冊目 「迷家奇譚」 川奈まり子

 

迷家奇譚

迷家奇譚

 

実話怪談系、なんだろうけど新耳袋的な聞き書き調のよりもう少し自分の身近で起きた怪異譚。

加門七海に近しい感じがするけどもうちょっと俗