136冊目 「雪の階」 奥泉光

 

雪の階 (単行本)

雪の階 (単行本)

 

 北村薫ベッキーさんシリーズと同時代、深窓の令嬢を芯に据えるというところもよく似ているけれどこちらのお嬢さんはもう少し得体が知れない。

親友の心中事件を調べるうちに起こる関係者の死。どこかとぼけた探偵役。

大きな陰謀が進行するかに見えてその真相は案外に誰かの蒔いた妄想の種だったのかもしれない。

 

冬がやってくる

朝方までの雨の後日中はいいお天気だったけど夕方以降急速に冷え込んで寒いくらい。

ストーブは出してあるけど灯油はまだ買っていない。