161冊目 「301号室の聖者」 織守きょうや

 

301号室の聖者

301号室の聖者

 

医療過誤訴訟で訴えられた顧問弁護事務所の新人弁護士。事件を任されて病院に通ううちに療養病棟に入院する患者やその家族たちの意識に触れていく。

途中からあっこっちが探偵だったのか、とは思うけれどもミステリというほどには謎はメインではない。

弁護士さんがこんなふうに考えて対応してくれるのならば良いなと思わせられる。

そして301号室の聖者とは?

この新米弁護士と暖かくも切れ者の先輩をまた読みたい。