68冊目 「A」森達也

 

「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔 (角川文庫)

「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔 (角川文庫)

 

 森達也は断定しない。いつも揺れている。だから読んでいてもどこへも行き着けないような気分になる。

オウムの幹部や信者がカッターナイフを持っていたから銃刀法違反、マンションに敷地内に入ったから家宅侵入といった容疑で次々逮捕されていった時

国家権力がその気になったらこんな怖いことが起きるんだと思った。

でも確かにその一方で私はオウムだからなとも思った。

そういうのもまた思考停止なんだろうか?

でもオウム信者と深く知り合いたいとは思えない。だから(村上春樹のとか)こういう本を読む。

 

 

ワールドカップが始まった。

為す術もなく負けた2試合を見て暗くほくそ笑んでいたんだけれど、パラグアイ戦は点が入ってもあ~入ったねぇくらいで途中で眠くなっちゃうし。

見かける記事も予選突破は厳しいというかまぁ無理でしょとむしろ容認しているようなぬるい感じで私が見ているのがたまたまそうなだけなのかな?

西野監督の手腕に期待とかチームに一体感が見えてきたとか期待を持たせる書きっぷりのものも多いけどもしも日本代表が善戦しちゃったら、1勝1敗1分けなんかで予選突破なんてしちゃったら

私は一体どんな反応するんだろう?

ちょっと困るのよね。なんてこういうのも取らぬ狸の皮算用なんだろうか?(笑)