127冊め 「海うそ」 梨木香歩

 

海うそ

海うそ

 

 近しい人を相次いで亡くし南の島にフィールドワークにやってきた研究者。

愛するものはみな去っていってしまう、そんな虚無感を抱えながら歩く緑深い山打ち壊された遺構。

静謐という言葉がふさわしい作品