今日の読了本 122

「屋根屋」 村田喜代子

屋根屋

屋根屋

日常と不思議な世界を行き来する村田さんらしい作品だと思うのだけれど、妙に官能的というか屋根屋と主婦が
執着し合う度合いが作者独特の現実から浮遊する感覚を削いでいる。
そこもまた狙っているのか?
屋根屋は何を望み何に絶望したのか?主婦は何を失ったのか?