今日の読了本 108

「アグルーカの行方」 角幡唯介

冒険家っていうのは何を目的に旅に出るのだろう?
例えば同じように危険な状況になるとしても登山家なら山に登るという目的がある。
今回の旅もその目的はフランクリン隊の行程をたどることなのか北極圏を人力のみで走破することなのか?
終盤作者自身も「人はなぜ冒険の旅に出るのか?』について考察しているけれど結局のところ“北極にヤられちゃったから”に尽きるんだろう。
それにしても素手で麝香牛を解体できる人間が今の日本に何人いるだろうか?恐るべし!