今日の読了本 247

「愛する伴侶を失って 加賀乙彦津村節子の対話」 加賀乙彦津村節子

考えてみれば世の中には夫または妻を失った妻または夫はたくさんいるわけだ。
その内のどれくらいの人が喪失感に涙を流すのかは知らないけれどこの二人はまさに失った穴を埋められない人たちだ。
でも津村節子の嘆きの深さはどうだろう?
一生消えない取り返しの付かない悔いというのならもう書かなければいいものをそれでも書いてしまうのが作家の業なのか?