今日の読了本 129・130

「夜の底は柔らかい幻 上」
「          下」 恩田陸

夜の底は柔らかな幻〈上〉

夜の底は柔らかな幻〈上〉

夜の底は柔らかな幻〈下〉

夜の底は柔らかな幻〈下〉

土地に絡みつく異様な能力、抑圧や差別、不穏な空気。
ネクロポリス」なんかと通じる異なる世界の死に通じるお話。
今回の直木賞候補にもなった作品ですが、う〜〜ん選考委員の先生たちには受け入れがたいんじゃないでしょうか?
思わせぶりに張り巡らされた伏線は最期に雪崩れ込む勢いに吹き飛ばされて瓦礫の中(笑)
結構気になっていた登場人物も振り落とされてたり。。
それでも凄いリーダビリティ。私はやっぱり好きだ