今日の読了本 30

「光線」 村田喜代子

光線

光線

元々自分の身辺に題材を取りながら数センチから数メートル浮き上がっているような軽やかさがある作風だと思うのですが
この作品は原発事故と作家自身のガンという重い現実のせいで地に足の着いたある意味普通の私小説風になってしまっているようにも思える。