今日の読了本 ４

「棚の隅」　連城三紀彦

棚の隅 (コスモブックス)

連城三紀彦といえば最後の一行で世界の見え方がひっくり返るような作品を読んでいたので
少々身構えて読んだのですが、１，２編に片鱗は見られるものの普通の意味でしみじみとした良い話で
これを肩すかしと言っては罰が当たりそうですが、こちらの読む姿勢に問題があったのでしょう。
派手さやケレン味はないですがしっとりと口当たりの良い作品集です。