101冊目 「花ひいらぎに街角」 吉永南央

 

花ひいらぎの街角 紅雲町珈琲屋こよみ

花ひいらぎの街角 紅雲町珈琲屋こよみ

 

北関東の街で珈琲と和食器の店を営むお草さん。

古い友人の小説の私家版を作ろうとして印刷屋に縁ができアルバイトの久美ちゃんの恋愛問題とか

大手印刷会社の個人情報流失とか今は亡き魅力的な女性とか。

温かい話なのにどこかで背筋に不穏なものが走る。

人生は優しかったり正しいばかりではないけれど信じるように生きられたら良いな。

 

列島ボロボロ

台風に続いて北海道の地震。あの大きな北海道が全域停電ってどういうこと?

今年は。。というかここ数年大きな災害が立て続けに起きているように感じるのだけれど。

立ち上がろうとしても次々打ちのめされていくような、不吉な印象。

暗いことばっかり考えても仕方がないから粛々と日々をこなして、募金。

できることなんて今のところそのくらい

 

100冊目 「おいしいくふうたのしいくふう」 山本ふみこ

 

おいしいくふうたのしいくふう―山本さんの愉快な家事手帖〈2〉 (ORANGEPAGE BOOKS)

おいしいくふうたのしいくふう―山本さんの愉快な家事手帖〈2〉 (ORANGEPAGE BOOKS)

 

シンプルに丁寧に暮らす。言うは簡単だけどなかなか難しい。

どうも私は大雑把にすぎるようだ。手も抜きたいし。

 

99冊目 「曇天記」 堀江敏幸

曇天記

曇天記

 

曇りの日なら散歩に出かけよう。

正直言って背景がよくわからないところもある。誰のことを語っているのかとか。。

その界隈にもっと詳しければわかるのかな?

でもわからなくてもこの意図の文章はとても美しいと思うから良いんだ。

 

台風

朝はまだ日が射していてこんなんでほんとに来るのかしら?なんて思っていたら

13時から15時半位まですごかった。

風がゴーゴーいって雨が横殴り。通行人の傘は壊れそもそも傘があっても役に立たない。

各地で被害出ているようですね、関空とか大変だ。

事故・災害の被害がないのなら嵐ってちょっと心騒がされるものがあるんだけどね。

 

98冊目 「脳は回復する」 鈴木大介

 

脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出 (新潮新書)

脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出 (新潮新書)

 

 41歳で脳梗塞から高次脳機能障害になった著者のリハビリと回復の実感記。

自身の如何にできなくなってしまったかと医療や福祉の不親切

とってしまう数々の不審な行動とその理由を考察し理解しようとし対処しようとする。

これだけいろいろ考えれば脳もいろいろつながっていくんだろうなぁ。

できないからとぼんやりしていては良くならないということか?

 

 

秋の気配

またまた台風接近中らしいけれど今のところ快晴。

さっき見たらマンションのエントランス前に土嚢が積んであった。

学校が休みになるとか電車が止まるとか話している声が聞こえてきたけど本当かな?

 

 

97冊目 「繕い屋 月のチーズとお菓子の家」 矢崎存美

 

心に傷を持つ人の悪夢に入り込んでその傷を癒やす繕い屋。

不思議な力を持つ彼女の背後には傷から生まれてくる怪物と戦う一族の影があってなんだか話が大きくなっていきそう?

 

96冊目 「A4」 森達也

 

A4または麻原・オウムへの新たな視点

A4または麻原・オウムへの新たな視点

 

 森達也と元信者二人の鼎談。

“元”といってもオウム真理教を脱退したというだけで麻原への信仰?信頼?は今も持ち続けているように感じられる。

よく今もオウムの後継団体を評して今も麻原に帰依していると言うけど、こういうことなのかな?と思う。

あれらの事件があったあとも否定しない疑問を持たない感覚はやっぱり理解できない。

この麻原=偉大な師と言う受け止めは信者たちの自分の選択は間違っていなかったと思いたい自己暗示なのか?

オウムに取り込まれていないフラットな目を持った人から見た麻原像を読んでみたい。

でも無理なんだろうな。

 

そろそろもぐもぐ期

娘が孫を連れて泊まりに来たので30年近く振りの離乳食作り。

昔もこうやって作っては冷凍したよな

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七分粥・ブロッコリー・モロヘイヤ・ちりめんじゃこ

94冊目 「犬とハモニカ」 江國香織

 

犬とハモニカ (新潮文庫)

犬とハモニカ (新潮文庫)

 

 6篇の短編集。登場人物たちは皆(特に女性)ちょっと宙に浮いちゃったみたいな突飛さがある。

それが好ましくないかといえばそんなこともないんだけど、そばにいたらちょっと臆するだろうなと思う。

読みやすくて心地良いけどちょっと異質