99冊め 「マカロンはマカロン」 近藤史恵

 

 ビストロ・パ・マルシリーズ三作目

小さな庶民的お店とは言えフランス料理などなかなかお目にかかれないから出て来る料理の蘊蓄は楽しい。

事件も大きすぎず苦味もあるけれど店のスタッフの絆は固いから嫌な気持ちが残らなず気分良く読み終われる。

98冊め 「たてもの怪談」 加門七海

 

 

たてもの怪談

たてもの怪談

 

 風水方位家相土地柄家を買うのに気にし始めればキリがない。

その道に見識深い著者がマンションの一部屋を購入して住むに至るまでの怪異的アレコレ

 

97冊め 「棋士という人生」 大崎善生編

 

棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー (新潮文庫)

棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー (新潮文庫)

 

 棋士や作家記者奨励会を退会した人が書く将棋にまつわるエトセトラ。

中には村上春樹みたいにこれは将棋を語っていないんじゃないか?と思うものもあるんだけれど。

編者の大崎善生の作品も3編取られている。

「聖の青春」「将棋の子」後は「赦す人」以外はセンチメンタルだけど冷徹な文章の感じが苦手であまり読んでいないけどこの三作にはジンと来る。

 

連勝記録を更新した中学生棋士が話題だしもう人間の棋士はAIに勝つことはできないんじゃないかという話題もあったけど特にそういうことには関係なく。

だいたいAIに勝てないってそんなに重要な事なの?

重量挙げの選手はパワーショベルと競い合ったりしないでしょ?

それこそ14才棋士くんや志半ばに倒れていった村山聖のようなストーリーに惹きつけられるんじゃないのかな?

とはいえオリンピックの度に語られる母子家庭の苦労やおじいちゃんの教え的ストーリーはゴメンなのだけれどね。

 

96冊め 「いくつもの週末」 江國香織

 

いくつもの週末 (集英社文庫)

いくつもの週末 (集英社文庫)

 

 結婚間もないころの江國夫妻の日々。

結婚という枠の中に入った後も二人の間にある恋愛感情というものにひどく意識的である妻。

夫は動じない大きな人なのだろうな。こういう妻はけっこう大変だと思う。

暑い暑い蒸し暑い

昨夜は暑くて夜中に何度も目が覚めて朝方もふと時計を見て後30分寝れると思ってから次に目覚めたら6時20分。

痛恨のち・こ・く

早番に入って3年くらいかな?初めて。今までの人生でも寝坊遅刻は記憶にない。

 

帰ってから久々の友達の家に遊びに行ってさらに別の友達の家にお見舞いに行って(2ヶ月ほど前に実家の階段から滑り落ちて背骨を破裂骨折してコルセット&安静生活)

夕方帰ったら旦那が晩ごはん作ってくれている幸せ。

https://www.instagram.com/p/BWFh5Dyg0e-/

ハワイ風ポキ丼ポキって何?#ダンナが作る晩ごはん

最近アボカドが好きになってきた。

 

夜、今年初めてエアコンをつけた

95冊め 「そして生活はつづく」 星野源

 

そして生活はつづく (文春文庫)

そして生活はつづく (文春文庫)

 

 音楽はちょっと聞いてるけどドラマとかは見ていない。

星野源ってちょっと気弱そうな好青年っていう見た目だけど頭の中は妄想系。

 

その意見もこの意見も

好きな作家さんやアーティストあまり名前は知らないけれど何らかの表現活動をしている人

それほど多くはないけれどなんとなく気になった人をツイッターフェイスブックでフォローしている。

不思議でもなんでもないのかもしれないけれどタイムラインは割りと似通った意見考えが並ぶようになる。

ついそれが世の中に大勢なような気がしてしまう(私がテレビのニュースやワイドショーを全く見ないから余計にかも知れない)けど

違うんだね。むしろ少数派なのかね?

割りと敬愛している人が自分とは思想的に違う立場にいるんだな(大袈裟だけど)とそのつぶやきを見て知って

あぁそういえば前にもそんなふうに思ったなと思い返してみてもそれでもやっぱり好きなのだよなと

まぁ仕方がない。

 

94冊め 「故人サイト」 古田雄介

 

故人サイト

故人サイト

 

 インターネット上のブロブや掲示板にはそれを書き込んだ人が死んでしまった後もその書き込みは残り続ける。

本人にも予想外の場合もあれば死を意識しての闘病ブログあるいは自殺を意識した遺書代わりのブログ。

そういうものが残ってしまうのがネットの世界というものなのか

ところでこの本には該当ブログのアドレスとそのブログの画像が乗っているのだけれど

文字の部分は字が小さくて老眼の私にはメガネを掛けても外してもどうにも読めなかったのが残念